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タイトル:真美沢公園の四季

真美沢公園の四季 第三十三回 アオサギ

2023年1月15日

真美沢公園は、以前あった八乙女の広域の水田地帯に向けて3段のため池があった里山が連なる地域に、仙台市北部を住宅地として団地が切り開かれた中で里山とため池といったセットで残されたと思われます。最後まで残されたため池の水を利用していた水田も商業地や住宅地に変わり、里山とため池が、自然豊かな地域資産として残されています。

第三十三回 アオサギ

捕食姿勢…とにかく動かない 国内最大のサギ

英名:Grey heron

 

アオサギは、全長88 - 98センチメートル、翼開長150 - 170センチメートル、体重1.2 - 1.8キログラム、と国内で繁殖するサギの仲間としては最大となります。ツル(鶴)と間違われるほどの大きさです。沖縄以外の日本で繁殖する留鳥で、メスよりもオスの方がやや大型になります。真美沢沼でも、春5月にも、夏7月にも見る機会に恵まれました。岸辺の太い樹の横に張り出す枝に止まってじっとしていましたが、私の気配に気づいて飛んでいきました。

その姿は、頭部は白く、後頭に黒い羽毛が伸長(冠羽)しています。眼上部から後頭の冠羽に繋がるように眉状の黒い筋模様(眉斑)が入っています。嘴と足はオレンジがかった黄色、体の上面、翼の上面はうすく黒味のある青みがかった灰色で、翼の風切羽は青色がかった黒色、飛んだ時に風切羽と肩の灰色の対照がはっきりしています。

 名前のアオサギのアオは、青みがかった灰色の羽毛と白の羽で被われているから、あるいは、水の中に立っていることが多いことから、空の青色を映し出している水面の青と名付けられたとも、諸説あります。漢字表記では「青鷺」或いは「蒼鷺」と書きます。

 日本で繁殖するサギの仲間としては最大となるアオサギ、首も長く、背が高く、脚も長い。・・・とは言え、沼でじっとしている姿を遠目に観ると、頭部をすくめている姿を観るとそれほどでもないのですが、たまに見せる首を伸ばしてすくっと立っている姿や、飛び立って見せる飛行姿に感動します。サギの仲間は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし飛びます。尾羽よりも足が伸びています。大きな翼をゆっくりと、一羽ばたき一羽ばたきが力強くはばたいて飛びます。「グワァー」と大きな声も聞くことができました。

長い脚ですっと立って動かない。青みがかった姿は遠目に、沼の背景溶け込んでいるので、それと気づくまでに…鳥を見る眼になるコツをつかむまでは、すぐにそれと気づきませんでした。写真を見ていただくとそうは思われないかもしれませんが・・・。

 

実はこのアオサギ、一時は生息数を減らし絶滅を危惧していたころもあったと聞きます。保護活動の成果により、最近の30年で増加し、日本中で見ることができるようになったのだとか。私も見られて嬉しいです。

 アオサギは、水深の浅い水田や沼川などの浅瀬などで採餌する習性があります。主食は魚以外にもバッタ、トンボなどの昆虫や、エビ、カニなどの甲殻類、カエル、ヘビなどの両生類も捕獲して食べます。捕食姿勢は、とにかくじっと立ち止まって待ち伏せしたりしながら捕らえます。大きな魚をクチバシで咥えるか突き刺して捕らえる。捕らえた魚は、岸に打ち付けて殺したり、飲み込む前に水で洗ったりすることがあるという。真美沢沼でも東黒松に向ける道沿いの方が浅いのか歩いていたのが一枚目、休んでいたであろう姿が二枚目です。

 

アオサギは繁殖期になると、樹林などにある巣営場所(コロニー)に数十~数百組のつがいが同じ場所に集まって繁殖をするとのこと。一夫一婦制なので、毎年同じつがいが樹林の上にある皿状の同じ巣を使って繁殖するという。子育てはメスだけでなくオスも抱卵やエサ集めといった子育てをするとのことです。

 更に、ギリシャ生まれのパトリック・ラフカディオ・ハーンさんの逸話も見つかりました。小泉八雲さんというとお分かりになりますか。最初に出雲に生活し、教師として各地を転々とする生活の中で、日本に古くから伝わる「怪談」を書きまとめたのも、日本人の精神性をその心理に迫ってその集大成として「日本ひとつの解明」を執筆したのも彼です。

本名のハーンは、「Harn」と表記します。アオサギの英名は”grey heronですが、古くはhernと綴っていました。ハーンさんは、地元では「ヘルンさん ヘルンさん」と呼ばれていたとのこと。そのヘルンと、ハギの「heron」をかけて、ハーンさんの着物には「鷺丸」サギマルの紋を付けて喜んでいたそうです。

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