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タイトル:真美沢公園の四季

真美沢公園の四季 第五十九回 ネジバナ

2023年7月16日

真美沢公園は、以前あった八乙女の広域の水田地帯に向けて3段のため池があった里山が連なる地域に、仙台市北部を住宅地として団地が切り開かれた中で里山とため池といったセットで残されたと思われます。最後まで残されたため池の水を利用していた水田も商業地や住宅地に変わり、里山とため池が、自然豊かな地域資産として残されています。

第五十九回 ネジバナ

全方向からくる虫に顔を向けて誘い確実に受粉する

英名:Lady’s tresses, Screw flower

 

日本全土の日当たりの良い背の低い草地や芝生などに生えるラン科の多年草です。湿っている土壌を好んで育っています。根茎は短く、肥厚した根が数本束生して、太く肥厚した根を束生する様になる。葉は長さ520cm、幅310mmの線状倒披針形で先はとがり、根出状に数枚つけます。そこから花径を伸ばし1040 cmの高さとなる先に伸びる子房は緑色です。花は58月に咲き、花茎から伸びる子房は茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かってランの形で淡紅色の花を咲かせます。花のつく位置が茎の周りに螺旋状に咲きます。果実は長さ約6mm。その中の種子は翼を両側に持っています。

 葉は長さ520cm、幅310mmの線状倒披針形で先はとがり、根出状に数枚(1~3枚)つけています。地面から立ち上がり、生育地が芝生では長さ5cm前後と短いのが多い一方で、湿地では10cmを越えることも。やや厚めの葉であり、刈り取りや踏みつけにも耐えて育つと思われます。草地では他の草にまみれて葉は目立たちません。そこから花径を伸ばし1040 cmの高さとなる先に伸びる子房は緑色となります。

冬季はロゼットを形成し、夏季に比べ葉の幅を広げて長楕円状になり陽の光を集めています。

 花は58月に咲きます。花茎から伸びる子房は茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かってランの形で淡紅色の花を咲かせます。花は小さく、5弁が淡紅色で、唇弁が白色。花のつく位置が茎の周りに螺旋状に咲くため、花茎の周りに淡紅色の花が螺旋階段の様で並ぶことになります。ちなみに、この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られます。ひょうたん沼では右巻きも左巻きも見つけました。まれに途中から巻き方向が変わる個体あるという。良く観察すると、個々の花の向きは 約60°ずつずれ、10~20個(約2周分)の花を開花させるようです。花期は長く、約1週間咲いていました。

 

そのつくりはランの花がそうであるように花弁は6枚あり、淡紅色した上側に3枚の花弁と、両脇に一枚ずつ、下に白い一枚で3つの先を分かれた花弁となり、ふちに細かな歯牙があり、内側に短毛状の突起が密生しています。雄しべと雌しべは全部一本にくっ付いて蕊柱(しちゅう)と呼ばれラン科独特なものになっています。先端に花粉が一個の塊になって付いた黄色の花粉塊が2個に分かれて観えています。

 

基本的に虫媒花で、コハナバチのような小形のハナバチなどが狭い入り口をこじ開けるように花の基部の蜜を吸う際に、体に花粉塊をつけてしまい、他の花でさらに蜜を吸う際に、花粉塊を雌しべまで運んで他花受粉が起こります。まれに、ハナバチ類が訪れなくとも、花粉塊が崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させる場合もあるという。それでも、より生命力のある種子を作るには、他の花の花粉塊を運んでもらうのが一番となります。

 ネジバナの命を子孫へつなぐ戦略は、日当たりの良い背の低い草地や芝生などに生えて、他の草花と群れになって、ハナバチ類をおびき寄せていること。そしてそれらの中で自分を目立たせています。それが証拠に、草の生えていない裸地では、不思議と芽を出していないという。二つ目に、螺旋階段のような様で花を360度見せて、ディスプレイ効果を高めてハナバチ類を誘うこと。花径に約2周分の花を咲かせているので、どの面からも2輪以上の花を正面にして、一つ前の写真のように黄色い花粉塊をはっきりと見せていることになります。三つ目に開花期間が、1週間と長くして受粉する確率を高めること。更に花軸の下から順に咲いてゆくことで、さらに確率は高くなります。

 果実は長さ約6mmです。一般にランのタネは、1個の果実に数万単位で種子が入っているので受粉の際は、一度に沢山の花粉を受精させなければならず、花粉塊を作り運ばせて受粉させるという仕組みになっているという。種子は翼を両側に持ち、翼を含めて長さ0.250.4mmとなります。乾燥すると果実が割れて、中の種子が風で運ばれてゆきます。

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