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タイトル:真美沢公園の四季

真美沢公園の四季 第八十九回 センダイムシクイ

2024年2月11日

真美沢公園は、以前あった八乙女の広域の水田地帯に向けて3段のため池があった里山が連なる地域に、仙台市北部を住宅地として団地が切り開かれた中で里山とため池といったセットで残されたと思われます。最後まで残されたため池の水を利用していた水田も商業地や住宅地に変わり、里山とため池が、自然豊かな地域資産として残されています。

第八十九回 センダイムシクイ

昆虫食の野鳥、地元仙台のゆかりの名前ではなく、聞きなしの文化と伊達騒動を描いた歌舞伎から

英名:Eastern Crowned leaf WarblerEastern Crowned Warbler

 

センダイムシクイ、スズメよりずっと小さいムシクイの仲間。ムシクイ・・・名前だけだと野鳥を想像しにくいですね。「虫食い」つまり、昆虫を主食にする野鳥のグループ名です。暖かくなる日本の夏を繁殖のためにやってくる夏鳥です。繁殖は初夏の5~6月です。人知れずに地上にくぼみに巣をつくり短い期間で子育てをする野鳥です。

 私たち仙台人にとって何との親しみの持ちやすい野鳥となりそう。和名表記でも「千代虫喰/仙台虫喰」となる・・・ですが、千代/仙台とは直接関係ないという。でも、さえずり声は、仙台にも関係のある史実からきているようです。この辺りは後程。 

 

センダイムシクイ、日本では夏鳥として4~5月に渡来し、北海道から九州までの平地や里山など低山地の、主に落葉広葉樹林に生息します。最初にさえずりをきいたのは5月。渡ってきたタイミングと思われます。春秋の渡り期には各地の平地でも見られるというので、間違いないでしょう。群れでの行動はなく、単独かペアで生活、日本で繁殖して、秋に大陸へ帰り越冬します。秋の渡りは8月中~下旬。渡りに備えて餌を探す行動も頻繁になるといいます。

 センダイムシクイの寿命は、12年と言われていますが、詳細な寿命はわかっていないらしいです。天敵が多いため、成鳥になる前に亡くなってしまう例が多いようです。が、成鳥になるまで生きることができれば、さらに数年生きられるのではとのこと 

 全長12.5cm。スズメ(全長14cm)より小さいムシクイの仲間の鳥です。遠目にはツートンカラーに写ります。体の上面は淡い緑褐色で覆われ、腹側の下面は白い羽毛で覆われは灰白色。さらに眼の辺り、嘴の基部から、白色の細いはっきりとした眉斑があります。頭頂に頭の中央に細長い淡色斑があることと、翼に白い翼帯があることがセンダイムシクイの特徴です。脚の色は、ピンクに少し褐色が混ざっています。

センダイムシクイのオスとメスの違いですが、ほとんどありません。これが雄でこれが雌といった紹介はできません。

 センダイムシクイの鳴き声は、「チヨ チヨ ヴイー」あるいは「チヨ チヨ ビー」と聞こえ文字表記しています。これを昔の人が「ツル チヨ ギミー」と聞き、これを仙台にも関係のある「伊達騒動」を題材とした人形浄瑠璃および歌舞伎の演目、『伽蘿先代萩』(めいぼく せんだいはぎ)通称で「先代萩」といわれている中で、綱宗の後を継いだ4代藩主幼い亀千代の名前にちなんで、これを「ツル チヨ ギミ」と聞いて表記し、鳥の名前も、伊達騒動の千代/仙台を名にしたセンダイムシクイとなったという。・・・戦乱の時代が終わった江戸時代には人々が野鳥の鳴き声に言葉をはめていく楽しみが始まり、江戸時代後期に野鳥の声を聴いて言葉をはめていく「聞きなし」と言われる大人の楽しみごと(文化)が育まれたそうです。

 地鳴きは「ピィ」「フイッ」と鳴きます。人には意味は分かりませんが、同種の鳥同士ではシグナルとして役立っているそうです。

 

センダイムシクイの食性は、ムシクイ(虫食い)の名の通り、小さい虫やクモを好んで食べる、昆虫食の鳥になります。主に落葉広葉樹林をテリトリーとして、細い小枝や葉に止まってそこについている探しています。

 最後に、なんでもセンダイムシクイはツツドリの托卵先となっているという。巣の中にある卵の大きさや色・柄の違いは。ツツドリの産む卵は斑点のある白っぽい卵で、センダイムシクイの産む白い卵にはそこまで似ていないはずなのに、それをあまり気にすることなく、仮り親になってしまうという。そこに卵があるからといった雰囲気で卵を温めているそうです。ツツドリは成長になると大きさが33センチほどもあり、ヒナの時点でもかなり大きさに差があるはず。さらに先に卵から羽化して餌をもらい、後から生まれてくるセンダイムシクイのヒナの成長を妨げてしまうとも聞きました。自然界の人間の想像を超えた事例の一つですね。

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